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正常に萌出してくることが珍しく、歯茎に半分埋まったままや、真横に生えてくることが特徴です。
比較的、上の親知らずに比べて下の親知らずの方が抜歯が困難です。
萌出(生えてくる)時期にはかなり個人差がありますが、17歳以降萌出することが多いとされています。
萌出時には、起こるとしても違和感程度で、痛み等の自覚症状を感じることはほとんどありません。
親知らずの症状と聞いて思い付くのは“痛み”ではないかと思います。
発痛、咬合痛、嚥下時痛、ブラッシング時の痛みが出現します。
痛みが生じる原因はいくつかあります。
親知らずは隣の歯との間に隙間が空きやすく、更に磨きにくいため、歯茎が強く腫れ上がってしまうことがあります。
痛みが強いため、酷い場合は痛み止めが効かず、1週間以上症状が続くこともあります。
汚れが溜まりやすいため、親知らずとその隣接している歯牙が虫歯となり咬合時や、冷たいもので痛みが出ることがあります。
1~3週間など、親知らずを中心に喉の奥まで腫れることがあります。
直接的な関わりよりも、親知らずにより歯並びが変化して、影響してくる可能性はあります。
親知らずと歯並びには関係性があります。
まず、真横に生えてくる親知らずは、隣の歯を横に押してしまうことがあるかもしれません。
また、矯正時のスペース確保や、矯正後の後戻りなどの予後を良好にするために親知らずの抜歯が必要な時があります。
親知らずは必ずしも抜歯が必要という訳ではありません。
歯磨きの状況などによって異なりますので、気になる方は一度ご相談ください。
親知らずは磨くことが難しい位置に萌出していることが多く、大きな虫歯に発展することもしばしば見られます。
親知らずそのものだけでなく、隣り合った歯に虫歯をつくることも多いため、清掃が難しい箇所となっている場合、抜歯を勧めることもあります。
特に下顎の横向きに生えている親知らずが原因で歯周病を引き起こすことがあります。
一時歯周病に羅患すると極端に歯の寿命が縮んでしまうので、注意が必要です。
まれに親知らずが側方から歯列を押すことで歯並びの不正を訴える方もいらっしゃいます。
また、矯正治療の際に抜歯が必要になることも多いです。
上顎の親知らずが下方に伸びてきた結果、下の歯茎に食い込んでしまい、かなりの疼通を生じる場合があります。
このような場合も抜歯適応になることがあります。
虫歯のことを考えれば、なるべく早く抜くことが良いですが、親知らずは残しておけば後々他の部位に移植するためのドナーの歯として、自家歯牙移植に使えることがあるので、一概には言えません。
担当のドクターとよく相談し、メリット・デメリットを話し合うようにしてください
・上顎の智歯(親知らず)抜歯が1番容易で、術中術後の痛みも殆どありません。
・下顎の智歯は周囲の骨が緻密であり、根の形態も複雑なことが多いため、比較的難易度は高くなります。
根の形により、時間が変わってきます。
・根の形が単純であれば、大体15~30分程度
・根の形が2根以上で、屈曲している等複雑な場合は、30分~1時間程度かかることもあります。
抜歯の難易度にもよりますが、約1,500円~2,500円程度かかることが多いです。
垂直に萌出しているものと比べ、難易度はかなり高くなります。
術中術後の痛みも発現しやすく、特に術後は1週間程度腫れることが多いです。
下顎の場合、大きな神経と接していることが多く、正常萌出のものと比べ、より精密な検査(CT写真等)が必要になることも多いです。
個人によって、かなり時間は前後します。
簡易な智歯は30分程度、困難なものは1時間半以上かかることがあります。
CTをとって確認する場合などは、レントゲン代を含めて7,000円程度になります。
どの程度骨に埋まっているによりますが、完全に埋まってしまっている場合は、難易度が高いので、口腔外科に紹介する事もあります。
埋まっている場合には、約1時間かかります。
CTをとって確認する場合などは、レントゲン代を含めて7,000円程度になります。
歯科医院はたくさんありますが、設備や得意とする分野は様々です。歯科医院を選択する際には、
・器具を滅菌していること
・状態を確認するためのCTレントゲンがあること
上記を満たしていることが望ましいと思います。また、
・レントゲンやCTを用いて診断をして、本当に抜歯が必要かどうか判断してくれるところ、
・難しいケースは病院の口腔外科と連携して治療してくれるところ
での抜歯をおすすめします。
例えば、根が変曲しているケースなどです。
画像の症例の場合、2つの根が下に曲がっており、非常に対応が難しいケースです。
このようなケースでは、大学病院や総合病院の口腔外科に紹介を行っております。
生えている場合 | ①表面麻酔 ②浸潤麻酔 ③歯周靭帯の除去 ④歯牙分割・抜去 ⑤抜歯窩掻爬 ※抜けない場合は歯を分割して細かくして抜歯 |
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埋伏歯の場合 | ①表面麻酔 ②浸潤麻酔or伝達麻酔 ③切開剥離 ④骨削除 ⑤歯牙分割・抜去 ⑥抜歯窩掻爬 ※抜けない場合は歯を分割して細かくして抜歯 |
抜歯後に起こりうる症状について説明いたします。
通常、正常萌出の場合、外から見て分かるほど腫れることはまれです。
異常萌出の場合、酷い時は顔の形が一時的に変わるほど腫れが出ることもあります。
重要な用事のある時期は抜歯は避けた方が良いでしょう。
正常萌出であれば、当日のみ、薬で抑えることの出来る程度の腫れと痛みが出ます。
横向きに生えている異常萌出の場合、痛みや腫れは1~2週間程度続くことがありますが、そのピークは抜歯後2日目付近であり、その後消退していくことがほとんどです。
個人差がありますが、抜歯当日は眠ることが難しい程度の痛みが出ることがあります。
※術後、1週間経過しても腫れや痛みが酷いまま場合は、必ず担当医に相談してください。
難易度の高い抜歯の際、抜歯後に見られることがあります。
抜歯後の出血が少ないと骨が見える状態(ドライソケット)になります。
抜歯後2~3日後に痛みが強くなってきたら、その可能性が高いので、相談してください。