どうされましたか？

そうなんですね。それは、もしかしたら「ドライマウス」や「歯周病」が疑われますね。

はい。ドライマウスは、だ液の量が少なくなって喉が渇いたり、口の中が乾燥して痛みや
不快感が生じる、お口の病気です。

はい、原因は幾つか考えられます。
だ液には様々な働きがありまして、例えば食べ物の消化を助けたり、味を感じ易くする働き、それから、口の中の汚れを洗い流したり、酸を中和して口の中を中性に保つ働き、細菌の繁殖を抑えたり、再石灰化によって虫歯を防いでくれるといった口の中を清潔で健康に保つ働きがあるんですよ。

はい。ただ、だ液の分泌量は年齢とともに低下していきますので、だ液の量が減ることによりそういった様々な働きが弱ってしまい、お口の中で細菌が繁殖し易くなってネバつきを感じてしまいます。

はい。他にも精神的なストレスがあったり、身体が疲れて免疫力が落ちてしまっていたり、飲んでいるお薬の副作用でお口の中が乾燥してしまうこともあります。

はい。朝、起床時にお口の中がネバつくようですので、先ずは就寝前の歯磨きを頑張ってみて下さい。
就寝前にしっかりと歯みがきをすることによって、細菌の繁殖を最低限に抑えることが出来ます。
また、歯磨きの時に洗口液など一緒に使うと歯周病予防にも効果が有りますからオススメしますよ。

当医院では、システマデンタルリンスのノンアルコールタイプや、コンクールFをオススメしています。
どちらも殺菌作用と歯肉の炎症を抑えてくれる抗炎症作用がありまして、低香味、低刺激タイプなのでお口へのピリピリ感が少なくサッパリして使い易いですよ。

はい、だ液を出し易くするには、ゆっくり良く噛んでお食事をしたり、だ液腺マッサージをしてお口の中を潤してあげましょう。

はい。だ液腺マッサージはご存知ですが？

主なだ液腺は、お口の中に３箇所ありして、その部分を力を入れず指で軽く圧迫するように優しくマッサージしていきます。
今日は是非一緒に練習してみましょう。

先ずは、耳下腺（じかせん）をマッサージしていきましょう。
耳下腺は、耳たぶのやや前方の上の奥歯あたりのほっぺたに人差し指を当てて、指全体でクルクル優しく押してマッサージします。

梅干しやレモンなど、酸っぱい食べ物を思い浮かべながらマッサージすると良いですよ。

次に顎下腺（がっかせん）といって、アゴの骨の内側の柔らかい部分をマッサージします。
指を当てたら耳の下からアゴの先まで優しく押します。

最後に舌下腺（ぜっかせん）を優しく刺激してみましょう。
舌下腺は、アゴのとがった部分の内側、下の付け根にあるんですよ。
下アゴから舌を押し上げるようにして、両手の親指でグーッと押します。

この３箇所をそれぞれ５～１０回繰り返してマッサージをしてみて下さい。

そうですね。TVを見ながらも出来ますし、お食事の前にマッサージをすると唾液の分泌が促進されてとても良いですよ！

あとは、先程洗口液のお話をさせて頂いた様に、だ液腺マッサージをする時にも薬用マウススプレー等を一緒に使うと良いですよ。

はい。アクアバランスと言って、こちらは保湿成分が含まれるお口の中にシュッシュッと噴霧するスプレータイプの口中清涼剤です。
持ち運びが出来る大きさですので、外出先でお口の中が乾いたなと気になった時でも、すぐに使えてとても便利ですよ。
口臭を抑える事が出来てお口の中も潤いますのでオススメです！

いえいえ。また分からない事が有りましたら、いつでもお気軽にご相談下さい。