国立駅徒歩2分の歯医者|くにたち旭通り歯科
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虫歯や歯周病を予防する!3DSセラピー詳説!

Aさん
3DSセラピーってなんですか?

歯科医師
専用のマウスピースにジェル状の薬を入れて虫歯菌や歯周病菌が歯にくっつく前に除菌する方法です。

3DS1 3DS2

Aさん
へぇ!初めて聞きました。最近出た治療法なんですか?

歯科医師
最近の治療法ではないですが、この治療に使用するプロバイオティクスが体にいいと言われ始め、現在新たに見直されています。
鶴見大学と提携して、家でのセルフケアを含め、口の中の衛生環境改善を全面的にサポートしていきます。

Aさん
実際は、どういう人におすすめですか?

歯科医師

  • ・虫歯の多い人
  • ・歯磨きしていても虫歯になってしまう人
  • ・口腔ケアに自信のない人
  • ・もう虫歯になりたくない人
  • ・口臭、粘つきが気になる人
  • ・全身の健康やアンチエイジングに関心のある人
  • ・小さなお子様のいらっしゃるお母様

など様々な方にお勧めはできますね。

Aさん
へぇ~!最近、体の調子が悪くて・・・健康になりたい人にもおすすめなんですか?

歯科医師
その通りです!
口の中の菌と全身の健康は密接に関係しているんです。
実は、歯磨きをした時には必ずといっていいほど血管内に菌が入り込んでいるため、悪い菌を減らすことが非常に重要なんです。
最近の研究で、すでに口の中の悪い菌が、糖尿病、癌、心疾患、肺炎、などに悪影響を与えていることがわかっています。未熟児出産や早産にも影響しているんですよ。

口腔内の菌と全身の関係

Aさん
それは怖いですね!!健康になるためにも、もっと口の中のことを知らなきゃいけませんね!!
しかも、早産にも影響するなんて・・・
実は、近々、娘に子供が生まれるのです。
娘は以前から口臭が気になると言っておりまして・・・
無事に生まれるか心配になってきました。
娘にもやらせるべきなのでしょうか?

歯科医師
そうなのですね!!まずは娘さんに、しっかり歯磨きするように伝えてください。
最近広まってきたので、もうご存知かもしれませんが、虫歯の菌は親から感染するのです。
もともと、赤ちゃんの口の中には菌がいません。ご両親のスキンシップによって菌がうつってしまうのです。
この時、ご両親のお口の中に、良い菌が多いか悪い菌が多いかで、将来のお子さんの虫歯、歯周病のなりやすさが決まってしまうのです。
Aさん
え!?そうなんですか!?知らなかった!!

歯科医師
赤ちゃんの時に口のなかに住みついてしまった菌は、もう取り除くことはできません。
ピカピカに歯磨きをしても、一瞬だけ菌は減りますが、また増殖していきます。
だからこそ、ご両親の口の中から悪い菌を減らして、できるだけ赤ちゃんに悪い菌がうつるリスクを減らしてあげることが重要なんです。

赤ちゃんに悪い菌を移さない

Aさん
これは娘に伝えなければ・・・

歯科医師
そうですねぇ、出産される前に、早めにお口の環境を整えてあげてほしいですね。
また、3DSセラピーのコースにて、毎月、衛生士によるお口のお掃除も行っていくので、ご自分ではどうしても磨き残してしまう部分もしっかりケアできます。
これからお母さんになる方に限らず、どのような方にも適していると言えますよ。

Aさん
だんだん興味がわいてきました!!具体的にどのようにやっていくのですか?

歯科医師
はい、3DSセラピーの流れをご説明しますね。
まず、虫歯や歯周病等のすべての治療を終了させてから唾液検査などをして、専用マウスピースの作製をして準備完了です。
鶴見大学と提携しているため、お口の健康ステーションという会のメンバーになって頂きます。もちろん無料です。

歯の健康ステーション

Aさん
唾液検査は必ずやるのですか?

歯科医師
そうですね。
お口の中の菌の種類や多さを把握することで、その菌に対してより効果的にアプローチできるからです。
特にLB(ラクトバチラス菌)という乳酸菌でも悪玉の乳酸桿菌が多い人は
虫歯のリスクが高いため、錠剤を服用することをお勧めしています。

Aさん
なるほど、治療をするなら自分の口のことをより良く知るためにも、虫歯体質なのか歯周病体質なのかを確認し、それに合わせた治療をすることが必要なのですね。

歯科医師
その通りです。
そして、毎日やって頂く内容ですが、歯磨き後に、ジェルを入れた専用マウスピース装着と、プロバイオティクスという錠剤の服用です。
そして、月に一回はお口のお掃除に来ていただきます。

ジェルを入れたマウスピース

Aさん
プロバイオティクス
聞いたことありますが…最近ヨーグルトのパッケージとかで見かけた気がします。
それは、飲むとどのような効果があるのですか?
歯科医師
これはお口の中の菌の数を減らすものではないのです。
先ほども申しあげたとおり、赤ちゃんの時に菌の数はほぼ決まってしまうんですね。
腸内細菌にも良い菌と悪い菌がいる様に、お口の中にも良い菌と悪い菌がいます。
その菌数の中で、悪い菌とよい菌が陣地取りをしているんです。
そこで、いい菌を増やすお手伝いをするのがこのタブレットの役目なんです。
ヨーグルトを食べて、整腸作用があるのと一緒だと考えてください。

整腸作用

Aさん
へぇ!人の体って、いい菌が多いかどうかでよくも悪くもなるんですね。

歯科医師
はい。
ヨーグルトと一緒で、毎日の服用が効果的ということです。
そして、半年後、1年後に、唾液検査等をして、どのくらいお口の環境が改善されているかチェックをし、改善されていたら治療終了です。

Aさん
よくわかりました。
初回の次はいつ来ればいいのですか?

歯科医師
できたら毎月が望ましいです。
というのも、専用のマウスピースの洗浄や、歯ブラシの交換、しっかり磨けているかのチェックを行わないと、やはりせっかくの効果が薄れかねないためです。
ご自分の歯磨きだけではどうしても取りきれないところは絶対に出てきてしまうので、そういう意味でも来ていただきたいですね。

Aさん
わかりました。
次回までに治療をするか、娘とも話し合ってきますね。
いろいろと教えて下さりありがとうございました。
歯科医師
歯は、一度失ってしまったら二度と生えてきません。
心臓や脳と同じ“大切な臓器”の一つです。
体の健康を考えるのと一緒で、楽しくおいしい食生活を送るためには必須です。
どんなことでも失ってから初めて気付くことってよくありますよね。
健康も同じです。
後悔してからでは遅いです。
歯が残っている今のうちから、“たかが歯1本くらい”と思うことなく、ぜひともお口の中に意識を向けてあげてほしいですね。
お口の健康が全身の健康につながり、あの時やっておいてよかったと思う日が必ず来ますよ!
一緒に頑張っていきましょうね!!