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被せものについて

Dr.
Aさん、こんにちは。どうなさいましたか?
Aさん
前に下の奥歯に銀歯を入れたんですが、こないだ主人から『話をしていて気になる』といわれ、鏡でみたら、黒っぽくなっていて、驚いてしまい、今日相談にきました。
Dr.
その銀歯はどのくらい前に治療されたか、覚えていますか?
Aさん
かれこれ15年近くたつと思います。今入っている銀歯とはどう言うものなんですか?
Dr.
今入っているかぶせものですが、保険適用の被せものです。

素材は銀合金で、銅や金を含んでいます。

常にお口の中には、唾液があるので、少しずつ酸化し、錆びてきます。

錆びてくると、適合が悪くなったり、汚れがつきやすくなったり、黒ずんで審美的にも問題を与えてしまいます。

また少しずつ漏出する銅イオンや銀イオンの影響で、歯肉までもが黒ずんでくることがあります。

こうなると入れ墨と同じような状態となり、治療が困難になります。

今入っている被せものはこのようなデメリットがあります。

image1

Aさん
そうなんですか。初めて聞きました。白い被せものってどんなものがあるんですか?
Dr.

白い奥歯の被せものは保険適応外ですが、メタルボンド、セレック、e-max、ジルコニアの4種類あります。まずメタルボンドですが、金属の内冠の上から陶材を盛ったものです。

見た目はとてもきれいですが、歯周病等が進行して歯肉が下がると保険適用の被せものと同様に、内冠の金属の部分が露出して黒く見えたり、唾液と反応して、金属が錆びて歯肉が黒ずんでくることがあります。

金属を全く使っていない白い被せものとしては、セレック、e-max、ジルコニアがあります。これらは金属アレルギーがありません。

セレックは3Dプリンターの技術を使って作製します。

これはセレックにしかない作製方法で、本来ならば歯を削って、型を取り、技工士の方にお願いして1週間ほどで完成となりますが、削った歯をコンピューターでスキャニングして、そのデータを基にして、セラミックのブロックを削りだします。

最短でその日に作製することも可能です。

セレックのデメリットとしては、強度が天然歯の7割ほどしかないことと、規正のブロックから削りだすので、色調の幅が狭く、グラデーション等の色の微妙な変化を出すことが難しいです。

E-maxは天然歯と同程度、もしくは少し固いくらいの強度を持っています。

また歯の色の関してもグラデーションが出せ、周りの歯となじませるように着色していくことが可能です。

ジルコニアは当院が用意できる被せものの中で、最高のものです。

ベースに人工ダイヤモンドを使用しているのでとても固いです。

色調に関しても、グラデーションが出せて、周りの歯になじませることが可能です。

 

image4 セレック

image2 メタルボンド

image3 E-MAX

ジルコニア ジルコニア

Aさん
なるほど。いろいろな種類があるんですね。

長く使えて、体にとってもよい素材を選びたいと思います。

Dr.
そうですね。またわからないことがあったらいつでも質問してください。

ご主人と相談してみてもよいかもしれませんね。

Aさん
はい。先生からきいた内容を持ち帰って、家族と相談してみようと思います。

今日はありがとうございました。

Dr.
またお待ちしています。

こちらこそありがとうございました。

 

メタルボンドとセラミック被せ物の内面比較
メタルボンドとセラミック被せ物の内面比較

 
銀の被せ物

詳しくはくにたち旭通り歯科の審美歯科のページをご参照下さい。